【中国ニュース】北部の大雪で甚大な被害/江沢民派から香港を奪還?/民間企業創業者が相次ぎ辞任/「恒大」を解体中?

北部で大雪
中国北部では連日の大雪によって、甚大な被害がもたらされています。東北部と内モンゴル自治区では、観測史上最大の降雪量を記録しました。ネット上には多くの動画が投稿され、雪で門が塞がれたり、車が埋もれたりしています。

内モンゴル自治区通遼市の住民は、朝起きて外を眺めていたら、向かいのビルの1階が雪に埋もれ、「消えている」ことに気づきました。 また、遼寧省の大雪は当局によって「レベル1の雪害」に分類され、遼寧省全体で640万頭の家畜が凍死し、経済損失は17億元に上るとしています。

習近平 江沢民派から香港を奪還?
中共公安部副部長で、公安部香港・マカオ・台湾弁公室主任の孫力軍が、昨年4月に失脚しました。 中共の重要会議「六中全会」前夜の11月5日、当局は孫力軍が正式に逮捕されたと発表しました。

アナリストは、孫力軍は江沢民・曾慶紅一派の香港支配の実行者の一人であり、習近平はこれから香港の政界と警察部門の粛清に着手し、背後にある江沢民派に打撃を与える可能性があると分析しています。

続く民営企業への締め付け BYDの創業者が辞任
中国の大手自動車メーカー比亜迪(BYD)の創業者である王伝福(おう・でんふく)氏が、同社の要職を辞任しました。当局による締め付けが続いているため、最近、中国の大手民間企業の創業者が立て続けに辞任を発表しています。

11月2日には、動画投稿アプリTikTokの親会社、バイトダンス(北京字節跳動科技)の創業者、張一鳴氏が最高経営責任者(CEO)を退任しました。また、動画投稿アプリ大手の「快手(クアイショウ)科技」の最高経営責任者(CEO)宿華氏も、10月29日、CEOを辞任しました。

債務不履行回避も 中共が裏で「恒大」を徐々に解体
中国の不動産大手「恒大集団」は、債務危機が明らかになってから、これまでに何度もデフォルトを回避してきました。しかし、その資金はどこから調達したのでしょうか?

豪州のある学者は、中共当局が地元の金融機関に指示して、「恒大集団」が支払いを滞りなく行えるように裏で動いている可能性があると指摘しています。

ウォール・ストリート・ジャーナルは11月10日、内情に詳しい関係者の話として、中共政府は「恒大集団」の突然の崩壊によるリスクを減らすために、裏で徐々に解体を進めていると報じました。

 
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