中国3隻目の空母 間もなく進水の可能性

最新の衛星画像によると、上海の江南造船所で建造中の中国の3隻目の空母が、あと3~6か月で進水する可能性があるとのことです。米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」が、衛星画像の分析の結果として報告しました。

衛星画像では、中国の空母の建造が1年を通して着実に進んでいることが分かります。この空母は「003型」と呼ばれています。中国の既存の2隻の空母(遼寧、山東)に比べ、より高度な技術を採用しているとされています。

推定では、「003型」の全長は1,000フィートを超え、排水量(船の重量を示す数値)は10万トンにもなります。これは、米海軍の空母「ジェラルド・R・フォード」に匹敵します。

これらの大型空母は、最大で90機の航空機を搭載することができます。そして航空機の射出には、従来の蒸気カタパルトではなく、電磁式航空機射出システムを採用しています。

また、「003型」は今後数か月以内に進水する可能性がありますが、中国海軍に就役するまでにはまだ数年かかるものと思われます。米国防総省は、「003型」の就役は2024年になると予測しています。

 
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