11月17日、一部の英国会議員(MP)がイングランドでのワクチンパスポートの導入に抗議するため、賛同者らとともに国会議事堂前で抗議活動を行いました。同様のワクチンパスポートは既にスコットランドとウェールズで導入されています。抗議者たちは、ワクチンパスポートは経済を悪化させ、社会を分断し、科学的根拠に基づいていないものだと声を上げました。ある議員は、ワクチンを接種しても新型コロナ(中共)ウイルスに感染する可能性があるため、ワクチンパスポートは推奨されているほど安全ではないと述べました。
記者
「11月17日の午後、国会議員らはイングランドで導入される可能性のあるワクチンパスポートに反対するため、『トゥギャザー・デクラレーション(Together Declaration)』の団体に合流しました」
ワクチンパスポートは市民の自由を侵害するものであるとして、この数か月間定期的に抗議活動が行われています。
「トゥギャザー・デクラレーション」は、ワクチンパスポートは「不必要な権威主義的な対策」であると主張しており、12万人以上が署名しています。
英保守党議員 グラハム・ブレイディ卿
「危険なのは、緊急時に導入した一時的な制限が長期的なものに固定されてしまうことだ。ワクチンパスポートを導入するとなると、これは非常に長期的なものになる可能性がある。さらに、これがコロナワクチンだけでなく、インフルエンザワクチンを接種していないとレストランに行けないなんてことになったらどうなる?他の病気の場合も同じだ。人々のプライバシーが侵害され、医療記録が国家の所有物となるようなディストピア(反理想郷)的な世界の到来は想像に難くない。冷静によく考えてみれば、これが非常に憂慮すべき事態であることは誰にでも分かることだ」
議員たちは、ワクチンパスポートは想定されているほど中共ウイルスの蔓延を防止する効果はなく、場合によっては何の効果もないと指摘しています。
英保守党 クリス・グリーン議員
「ワクチンパスポートがあれば安心・安全だと思っている人たちがいる。しかしワクチンを1回、2回、さらには3回接種した人でも、コロナ(中共)ウイルスに感染し、他人にも感染させる可能性があることが分かっている。パスポートが想定しているような安全性は得られないのだ」
英民主統一党 サミー・ウィルソン議員
「アイルランド共和国では今年の半ばからワクチンパスポートが導入されているが、皮肉にもその間に感染が急増した。実際に倍増している」
英保守党議員による非公式の団体、コロナリカバリーグループ(CRG)の副議長であるスティーブ・ベイカー議員は、ワクチンパスポートは医療を理由とした差別であると述べています。
英国保守党 スティーブ・ベイカー議員
「コロナワクチンの接種歴を理由とした差別を認めると、次はどうなる?インフルエンザワクチンの接種歴で差別するのか?人にはどのような医療処置を受けるかを選択する権利がある。ワクチン接種は誰にとっても利益になると思うので、私は人々に接種を勧める。しかし、コロナワクチン接種証明を支持するならば、健康状態を理由とした差別を支持することになるのだ」