中国の投資銀行大手の中国国際金融(CICC、中金公司)が発表した最新調査によれば、中国では平均月収が500元(約9千円)以下の人が2億2千万人に上ることがわかりました。
中国国際金融は調査の実施後、中国の世帯人員1人当たり平均月収を11段階に分類しました。うち月収0元の人は546万人、月収0〜500元の人は2億1,600万人となっています。つまり、月収500元(約9千円)未満の人が2億2千万人もいることになります。
一方、月収1,000元(約1万8千円)未満の人は約5億5千万人で、これは李克強首相が昨年発表した「6億人が月収1,000元程度」と基本的に一致しています。
このほか、今回の調査結果によると、中国の世帯人員1人当たりの平均月収が5,000元(約8万9千円)未満の人口は12億2,800万人で、中国の総人口の94.87%を占めています。つまり、1人当たりの月収が5,000元以上の人は、中国総人口の約5%に過ぎないことになります。