中共ウイルス感染拡大防止のために、厳しい締め付けが続く中、中国の西安市では別のウイルスが流行しています。関係者によると、実際の患者数は当局の発表よりもっと多い可能性があるといいます。
中国北西部の西安市では、中共ウイルスのほかにも、命にかかわる感染症である出血熱の発生が報告されています。
中共の官製メディアは、複数の感染者が出たとしか報じていません。しかし、地元住民によると、すでに複数の死者が出ており、出血熱を治療するために指定された病院も、すべて患者でいっぱいだといいます。
中共の疾病予防管理センター(CDC)は、出血熱はネズミなどが媒介するハンタウイルスが原因で、症状には、高熱、咳、息切れ、腹痛や背中の痛みなどあるとしています。
中国のネットユーザーによると、例年は農家のイチゴハウスにネズミはあまりいないが、この一年は異常に多く、地方政府の職員が毎日、勤務時間中にネズミ捕りに行かなければならないほどだといいます。
大紀元時報は、西安で出血熱に感染した患者の息子の陳さんに話を伺いました。
陳さんの父親は、昨年12月中旬に高熱の症状が現れ、その後間もなくして、出血熱と診断されました。陳さんはまた、病院で多くの患者を見たと言います。
西安在住 出血熱患者の息子 陳さん
「私が知る限り、このICUには少なくとも10人の患者がいます。親子二人を含めて、全員出血熱の患者です。男性も女性もおり、年齢は20代から40代、50代まで様々です」
陳さんによると、地元の別の病院のICUも満床で、患者らは、入院する前に救急治療室に運ばれるといいます。