フランスのマクロン大統領は、中共ウイルスのワクチン未接種者に対し、規制で「うんざりさせてやりたい」と、下品な言葉を使って発言し、物議を醸しています。
1月4日、フランスの日刊紙「ル・パリジャン」がマクロン大統領とのインタビュー記事を掲載しました。マクロン氏はインタビューで、ワクチン接種を受けていない人について、「無責任であり、もはや市民ではない」と強く非難しています。
また、社会生活におけるワクチン拒絶派の行動を可能な限り制限することで、彼らを「うんざりさせてやりたい」「政策は継続し、最後までやり遂げる。そういう戦略だ」と述べました。
マクロン大統領の発言は、ワクチン未接種者を「うんざりさせる」前に、野党の強い反感を買い、一部の議員がマクロン氏に説明を要求しています。また、当初1月5日に予定されていた「ワクチンパス」に関する新法案の審議も中断に追い込まれました。この法案では、レストラン、映画館、電車などを利用する際、予防接種証明書の提示を強制しています。
フランスは、EU諸国の中でワクチン接種率が最も高い国の1つで、12歳以上の90%近くがワクチン接種を完了しています。
ロイター通信は、マクロン氏は4月の大統領選に出馬する予定であり、ワクチン接種済みの人々が未接種者に不満を持っていると考えており、ワクチン接種者の支持を得るためにこのような発言をしたのではないかと報じています。