近日、中国山東省煙台市芝罘区(しふう-く)の高級マンションで、代理運転を終えた男性が、マンションの扉を閉めようとしたところ、扉が外れて下敷きになる事件が発生しました。
事件が起きたのは1月15日夜11時52分。監視カメラに当時の様子が映っています。代理運転を終えた男性が萬達公館のエントランスホールから出て、自転車を外に停めてから、戻って扉を閉めようとします。しかし、扉が外れてしまい、男性は巨大な扉の下敷きになってしまいました。
映像には、扉の下で男性が必死にもがいている様子が映っています。
男性は翌朝の6時頃になって、ようやく住民によって発見されましたが、すでに死亡していたといいます。
ネットユーザーの投稿によると、萬達公館のこの扉は以前にも何度か故障したことがあり、住民が修理を依頼したものの、対応してもらえなかったといいます。
このことは中国のネット上で議論を呼び、ネットユーザーらは「世の中何が起こるか、本当にわからない。心が痛い」「見ていて本当に辛い」「多くのものは豪華に見えても見た目だけだ。メイドインチャイナは品質の向上が必要だ」「本当に悲しい。真面目に生きているのにこんな不幸に遭遇するなんて。管理会社が早めに修理していたら事故が起きずに済んだのに」などとコメントしています。
萬達公館は煙台市でも屈指の高級マンションで、開発企業によると、入口の2枚の「赤銅の扉」は数千万円かけて作られたものだとしています。