英国の規制緩和を称賛 中国の病院がトラブルに

英国のジョンション首相は19日、中共ウイルス感染者が減少傾向に転じたことを受けて、これまで実施していた規制の多くを撤廃すると発表しました。しかし、このことについて意見を述べた中国河南省の病院が、思わぬトラブルに見舞われました。

河南省生殖医院は1月20日、微博(ウェイボー)の公式アカウントに、英国が規制のほとんどを解除すると発表したことについて、英国はすべての感染症対策と政策において「世界の最先端を走っている」と賞賛しました。また、「進んでいるとは何か?遅れているとは何か?それは GDPでもなければ、核兵器でも高速鉄道でもなく、現在の政治体制と社会管理、そして国民の福祉である」と投稿しました。

しかし、この短い投稿に大勢の小粉紅が殺到し、河南生殖病院は「英国に媚を売り、中国をけなした」「政治的過ちを犯した」などと集中砲火を浴びせました。

まもなく、この投稿は微博から削除され、病院の微博アカウントも「投稿禁止」となりました。

同日午後8時30分、河南省生殖病院は謝罪文を掲載し、関連の責任者を停職処分にしたと発表しました。 この短い投稿が思わぬ論争を巻き起こしたことについて、多くのネットユーザーは「この投稿が法律のどの条項に違反したのか」、「いわゆる『悪意ある』事実を述べただけで、謝罪に追い込まれた」と、不満を示しています。

 
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