北京五輪目前 河北省「雄安新区」で都市封鎖

北京冬季五輪の開催が目前に迫っていますが、北京の南西約100kmに位置する河北省の「雄安新区」で、都市封鎖が行われていることが明らかになりました。

AFP通信は1月28日、雄安新区ではすでに都市封鎖が実施されており、130万人の住民が自宅隔離されていることを雄安新区の防疫部門から確認したと伝えました。封鎖措置は1月25日から一週間程度行うとのことですが、実際の解除時期は不明だとしています。

雄安新区は、北京から約100キロ離れた場所に位置しています。

大々的に都市封鎖が行われた陝西省西安市や河南省安陽市などとは異なり、雄安新区の封鎖はひっそりと行われ、中共官製メディアによる報道も一切ありません。

地元の住民は、ネット上に「突然政府から全員PCR検査と7日間封鎖を行うとの知らせが来た。今年の旧正月は実家に帰れるよう祈る」「旧暦大晦日には封鎖が解除されるのかな?実家に帰れるのかな?」などと投稿し、困惑しています。

中共の衛生健康委員会の発表によると、1月23日と24日、河北省では5人の者新規感染者が確認されましたが、全員雄安新区の住民だとしています。中国メディアも24日、雄安新区で住民全員を対象にしたPCR検査が行われたとしか報じていません。

 
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