米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は、中国共産党の脅威について改めて警告を発しました。レイ長官は、その脅威はこれまで以上に破壊的であると指摘しています。
FBIのクリストファー・レイ長官は、中共政権の民主主義国家に対する攻撃は新たなレベルに達しており、これまで以上に「より恥知らず」であり、害をもたらすものであると警告しています。
米連邦捜査局(FBI)長官 クリストファー・レイ氏
「私たちが重点的に対処している脅威は中国(共)政府と共産党であり、中国(共)政府の無法な侵略の犠牲者である中国人や中国系米国人ではないことを明確にしておきたい」
1月31日、クリストファー・レイ長官はロナルド・レーガン大統領図書館で演説を行いました。レイ長官は、中共政権は情報を盗み、米国の様々な産業に被害を与えていると非難しています。その根拠として、レイ長官はFBIの対諜報活動を挙げました。
米連邦捜査局(FBI)長官 クリストファー・レイ氏
「お聞きになったように、我々は約12時間ごとに、彼らの諜報活動に対抗するための新たな活動を開始している」
レイ長官は、中共が支援するハッカーたちは、個人と企業の膨大な量のデータを盗み出しており、それは他のすべての国のデータを合わせたものよりも多いと指摘しています。
しかし、中共政権はそのような非難を幾度となく否定しています。
米連邦捜査局(FBI)長官 クリストファー・レイ氏
「我々の調査内容を集計すると、そのうちの2,000件以上が、我々の情報や技術を盗もうとしている中国(共)政府に焦点を当てたものだ。中国(共)ほど、私たちのアイデアやイノベーション、経済安全保障に大きな脅威を与えている国はないのだ」
米国際貿易委員会の最近の調査を通じて、中国で見られる高度な検閲の実態を垣間見ることができます。
この報告書によると、中共政権は技術的および非技術的な手段を組み合わせて、情報の流れを制御しており、そのすべてが政治的アジェンダのために行われているといいます。
その手段としては、ウェブサイトのブロッキング、キーワードのフィルタリング、スロットリングなどがあります。米国の議員たちは、貿易手段を用いて反撃するよう呼びかけています。