北京冬季五輪で世界各国の報道陣の取材拠点となるメインメディアセンター(MMC)のレストランで提供されている料理に、驚愕の値段がついていることが、ネット上で話題となっています。
メディアセンターのレストランには、ファーストフード店のようなメニューが並んでいますが、ツナサンドイッチには88元(約1600円)、チャーハンには68元(約1200円)、マオタイ酒にいたっては7880元(約14万3000円)という、一般的な値段をはるかに上回る高額の値段がついています。さらに料理一品につき、20%のサービス料も上乗せされます。
あるネットユーザーは「ワトソンの炭酸水が1本58元(約1050円)だ」と驚嘆し、その後に「くそったれ!」と中国語のスラングを付け足しています。
目ざとい海外のネットユーザーは、このメニューの300mlの青島ビール(78元、約1410円)には、500mlのアサヒビール(38元、約690円)の倍近い値段がついていることも見つけました。
また、アサヒビールと青島ビールの英語のスペルが間違っていて、ビールを意味する「beer(ビア)」が、熊を意味する「bear(ベア)」になっているほか、スペシャルチャーハン「fried rice(フライドライス)」が、「fired rice(ファイアドライス)」と表記されています。
このメニューを投稿したニューヨーク・タイムズのエイミー・チン記者は、2年前に複数の米国メディアの記者とともに中共当局によって中国から追い出されています。武漢の中共ウイルスの感染状況の真相について報じたのが原因でした。