中国では、至る所に監視カメラが設置されており、疫病流行から2年過ぎた現在は、さらにドローンを使って一般市民への監視を強化しています。
天津市 ドローンによる無人放送
「住民の皆さん、スマホ、パソコンを閉じ、降りてきてPCR検査を受けてください」
中共の監視の目は至る所に張り巡らされており、現在は疫病流行を口実にドローンを使って民衆に対し全面的な監視を行っています。
広東省深圳市
「ビッグデータ、生命・健康、人工知能などの技術は、疫病の警告、検出、予防に大きな役割を担っている」
河北省衡水市(こうすいし)では、旧正月期間中の2月2日、500機以上のドローンが上空を飛び回り、民衆に対する監視を行いました。地元住民は、外出する人または墓参りする人を見つけるとすぐに警察が飛んできて連行するため、人々は恐怖に駆られていると吐露しました。
取材に応じた住民は、当局はビッグデータを利用して住民の行動を追跡し、現在はさらにドローンを使って人々のプライバシーの隅々まで監視しているため、安全な場所はどこにもないと漏らしました。
浙江省杭州市警察
「居住区は封鎖されているため、入ることが難しいが、我々はドローンを使って、居住区の全ての状況を観察することができる。中の状況をしっかり把握することができる」
浙江省東陽市のドローン
「そこの坊や、お父さんにマスクをつけてもらってね。そうそう。マスクをつけてください」
ある中国問題専門家は、中共は全面的な監視システムを構築しているが、その目的は民衆を守ったり、事件を解決するためではなく、民衆への監視と政権の安定維持のためであると指摘しています。