新疆強制収容所の経験者「中共メディアを信じるな」

以前に新疆ウイグル自治区に住んでいたAさんは、新疆での発言が問題となって警察に捕まり、暴行を受けました。その後強制収容所に送られましたが、そこでAさんは収容されている多くのウイグル人が悲惨な目に遭っている姿を目の当たりにしたと言います。

中国の新疆ウイグル自治区に以前住んでいたAさんは、現地のウイグル人が迫害されていることをインターネットに投稿したことを理由に、新疆の強制収容所に収容されました。Aさんは収容中、ウイグル人が採血に連れて行かれるのを見て恐怖を感じたと話しています。

新疆ウイグル自治区に住んでいたAさん
「(血液は)毎回一つ一つの袋に入れられていて、政府が人民の身体から取り出してお金に換えているのだ。そんなにたくさんの血を抜いて、何をしているのか?ちょっと理解すれば、そういうことが分かる。人が搾取されているのだ。恐らく今日、あなたがそこで出会った一部の人たちは、ある日この世から消えているだろう。恐らくその人の臓器が基準を満たしたか、血液が基準に達していたかで、そのまま連れて行かれたのだ」

Aさんは、強制収容所に収監されている人たちは毎日決まった時間に国歌斉唱を強要され、党の冊子を読まされていると指摘しています。当局はさらに、ウイグル人収容施設をフェンスで囲って国旗を掲げ、周囲はパトカーに監視させています。

新疆ウイグル自治区に住んでいたAさん
「中のウイグル人は、男はこちら側、女はあちら側に収容されているが、どちらも外は見えないようになっている。窓はとても高いところにあって、こちら側に採光用の小窓がある。ウイグル人の部屋は少し広いが、それはたくさんの人を一つの部屋に入れるためだ」

Aさんは、中共はひたすら「再教育トレーニング」の旗印を掲げて、「強制収容所」という事実を覆い隠していると強調しています。Aさんの証言によると、彼らは頻繁に肉体労働に駆り出され、日常的に暴力を振るわれています。

新疆ウイグル自治区に住んでいたAさん
「ゴム製の棒で体を殴ると傷跡が残らない。しかし、体の内側が傷つく。ゴム100%のゴム棒はこれくらいの長さで黒い色をしている。これであなたの体を叩き、あなたがどうなろうと気にしない。こうした状況に置かれると、人は徐々に奴隷化して、反抗する気が起きなくなる」

Aさんは強制収容所から出てからも、現地の派出所から毎週顔を見せるよう要求されました。中共から逃れて米国に移住したAさんは、「中共の報道を信じてはならない。中共統治下においては、庶民は声を出すことすらできない」と呼びかけています。

 
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