3月8日午後、複数の団体がニューヨークの国連本部前で抗議集会を開き、中国徐州市で見つかった「鎖につながれた女性」を支援する声を上げました。集まった人々は中共統治下の人権侵害を訴え、「打倒共産党」を叫ぶ人もいました。
集会の参加者
「私たちの姉妹に自由を返せ!」
人々はスローガンを叫び、UNウィメンとユニセフに対し、この件への介入と、一連の人身売買に対する調査を中共に促すよう要求したほか、一大利益チェーンを構成した犯罪者の刑事責任と民事責任を追及するため、より優れた法執行体制を構築するよう求めました。
公共の正義のためのキリスト教連盟の代表で、ニューヨークロック教会の邵俊牧師
「特に中国では現在至る所に監視カメラが設置されており、中共が人を拘束したり、追跡したりすることはいとも簡単なことだ。だからこの件が私たちに何を告げ、何を見せてくれているのか。それは中共の不作為だ。なぜ何もしないのか。それは中共の役人が上から下まで、この人身売買に関わっているからだ」
女性の権利の向上を目指す民間団体『中国婦権』を設立した張菁(ちょうせい)氏は、女性と子供の人身売買は数十年も前から存在しており、「一人子政策」以降、ますますひどくなったが、中華全国婦女聯合会はこの件を放置していると話しています。
人権団体「中国婦権」代表 張菁氏
「彼ら(中華全国婦女聯合会)は共産党の『花瓶』だ。庶民から集めた税金は、彼らのこの巨大な機関を維持するために使われる。彼らは共産党が何らかの政策を推進する際に共産党をサポートし、彼らのための宣伝活動もしている」
抗議集会の参加者
「打倒共産党!」
参加者らはさらにUNウィメンとユニセフに対し、習近平総書記の妻で中国の軍隊歌手でもある彭麗媛に任命したユネスコの「女性と子供の教育促進特使」を取り消すよう要求しました。