中国の感染状況についてお伝えします。上海では中共ウイルスの感染が拡大し続けており、3月14日にバスターミナルはすべて営業停止となり、複数の大学が閉鎖されました。今回の感染拡大で、当局は感染が確認された人とそうでない人を区別せずに隔離したため、民衆は怒りを抱えています。
上海交通大学閔行(びんこう)キャンパスで3月9日、全員を対象としたPCR検査が行われ、感染者が見つかったため学校が封鎖されました。しかし、100人余りの感染結果を隠匿して報告しなかったために、感染者と非感染者が混在した状態で隔離が行われたことが明らかになりました。また、多くの学生が高熱を出しましたが看護を受けられず、以前に感染が拡大した吉林農業科技学院と同じような状況に陥りました。13日、閔行キャンパスが封鎖され、学生が宿舎を離れることが禁止されました。復旦大学や上海財経大学など複数の大学も学校閉鎖を発表しました。
上海市民の段さん
「上海の感染状況はひどいことになっていて、とても緊迫している。閔行のすべての公園が封鎖され、交通大学も大変なことになっている。数日前に大学でPCR検査が行われたが、感染者と非感染者が同じところに入れられたので、おそらく交差感染したのだろう。昨日から封鎖が始まって、学生は外に出してもらえなくなった」
13日に上海三思電子公司の従業員が閔行区疏影路1280号の会社正面玄関に集まって、政府は自分たちをもう一つの吉林農業科技学院にするつもりかと抗議しました。
抗議する上海三思電子公司従業員
「妊婦や子供も全員、陽性者と一緒に隔離した。我々は今どうすれば生きられるのか。全ての上海市政府の責任を、企業に押し付けている。私たちをここに6日もとどめている。いつになったら終わるのか。教えてくれ。私たちは出たい、私たちは出たいんだ」
情報によると、この会社で感染者が見つかったため、全ての従業員が濃厚接触者となり、その場で隔離されました。14日午後の時点で一部の従業員は、まだ社内で隔離されていました。
上海三思公司の従業員
「私は会社の中にいる。今はほとんどの人がホテルに移動した」
上海市民は、「上海の人々は今とても怯えている。封鎖された居住区が増え続けて、買い占めが起きている」と訴えています。
上海市民の馬さん
「外出がすべて影響を受けている。多くの人が買い占めに走っている。物資を大量に購入し、スーパーの品物はすべて買い占められた。上海の感染拡大はすべて政府役人の責任だ。今講じられている多くの措置は、どれもばかばかしい。PCR検査が大混雑の中で行われていることも含めてだ。感染するのが怖い。みんな恐れている。みんな不満を募らせている」