南カリフォルニアの国境で昨年押収された中国産の違法肉製品が過去最高を記録しました。当局は、米国の農業から外来種や病気の原因となるものを排除するために、押収は重要であるとしています。
南カリフォルニアの2つの主要港に、記録的な量の違法な中国産肉製品が流入しています。米国税関・国境警備局(CBP)の捜査官によると、豚肉、鶏肉、牛肉、鴨肉などの肉製品を26万2000ポンド(約12万kg)以上押収しています。
3月14日の報告によると、押収は2021年10月から12月の間に行われ、年末に押収した違法な肉製品の輸入量は記録的な数字に達しました。2021年の中国からの違法な肉製品の輸入総量は約78万7000ポンド(約35万kg)に上り、2020年に比べ80%増加しています。
CBPのロサンゼルス地域担当ディレクター、カルロス・マーテル氏は、今回の押収は米国の農業を守るために非常に重要であると述べています。
マーテル氏は、「米国最大の港で、外国の伝染性動物疾病や有害な害虫の侵入を防ぐことは、我々の農業と我々が奉仕する地域社会の健全性にとって最も重要かつ必要不可欠である」と述べました。
米国農務省(USDA)によると、中国にはさまざまな農業病害があることが知られています。アフリカ豚熱(ASF)、豚コレラ、口蹄疫、鳥インフルエンザ、その他の悪性の疾病も含まれます。