ロシアへの制裁は、ロシア経済を麻痺させることを目的としています。しかし、中共大使は今週、中国のビジネスマンに時間を無駄にせず、ロシア経済の穴を埋めるように促しました。米国をはじめ各国がこれを阻止しようとしています。
これに対しホワイトハウスは、ロシアが制裁を回避するのを助けないよう中国に警告しました。米国とG7はこれを阻止することで一致し、組織的な制裁破りを防ぐための統一的な取り組みを発表する予定です。
バイデン政権は、中国企業がロシアに半導体を送る場合、輸出規制を行う準備も整えました。
ジーナ・ライモンド商務長官は、中国のすべての半導体企業は、マイクロチップを製造するために米国のソフトウェアに依存していると述べています。
ライモンド商務長官は、「もし、ロシアにマイクロチップを販売していることがわかったら、そのソフトウェアの使用を拒否することで、実質的に中国企業を操業停止にすることができる。また、そのための準備は万全だ」と警告しました。
しかし、中共の責任を追及するためには、もっとやるべきことがあります。米下院共和党は今週のリトリート開催地でバイデン政権に対し、中共の責任を追及するためにもっとやるべきことがあると要求しています。
米下院共和党院内総務 ケビン・マッカーシー氏
「中国(共)に市場を追い詰められてはならない。米国で起きたことを見てごらんなさい。医療用品の供給一つにしても、重要な修正案に関して、中国(共)がしていることを見てほしい。中国(共)が私たちの技術を盗むために何度も何度も行ってきたことを見れば当然のことだ」
また、米対中戦略専門家チーム「中国タスクフォース」の議長である共和党のマイケル・マコール議員は、台湾での同様のシナリオを避けるために、ウクライナ侵攻から学ぶようバイデン政権に強く求めています。
米共和党下院議員で中国タスクフォース議長 マイケル・マコール氏
「ウクライナを事前に武装させなかったように、台湾も武装させなかったという同じ過ちを犯すことはできない」
共和党はまた、中共ウイルスの起源を調査するよう、バイデン政権に働きかけています。
米下院共和党院内総務 ケビン・マッカーシー氏
「なぜ何十万人もの米国人が新型コロナ(中共)ウイルスで死亡したのか?しかし、政府はその起源に目を向けようとしない」
また、感染の発生当初に隠蔽工作を行った中共の責任も追及したい意向を示しています。