都市封鎖の上海市 「安定維持」のために民兵動員?

中共ウイルス感染拡大を受け、上海市は3月28日から突然都市封鎖を行っており、市民からは不満が噴出しています。さらに当局は、いわゆる「安定維持」のために、民兵を動員しています。

上海市浦東新区の住民
「手頃な値段の食料がほしい!」

当局の厳しい封鎖管理の下、上海の人々は生存の危機に直面し、抗議をし始めています。

上海の陳情者 毛さん
「生活は本当に大変だ。 1,000元ほどの生活保障でどうやって生きていける? 病気になっても医者にはかからない。そんな余裕はないのだ」

感染が拡大するにつれ、上海市当局も中国の他の地域同様、非人道的な防疫対策と封鎖管理を実施し、民衆の怒りを引き起こしています。

上海市民 倪さん
「これは人権を著しく侵害し、人々に危害を及ぼす人道に反する措置だ。 極端な措置によって数々の衝突が発生し、自殺や餓死、病気になっても治療を受けられない、死亡など、数々の悲劇が生まれている。責任を問わなければならない」

物資不足、食料価格の高騰、牢獄と化した居住区、医療の崩壊、たくさんの人を1か所に集中隔離するなど、中国で最も豊かな都市として知られる上海で現在、数々の人道的災難が発生しています。

上海市民
「私たちは自由が欲しい!」

さらに、上海市当局は「安定維持」のために民兵まで動員しています。3月29日、ネット上には浦西の静安区の民兵配置に関する内部文書がアップされました。

上海では現在、民衆の怒りが高まっていますが、当局の管理措置はさらに厳しくなると見られています。3月30日、上海市は「市内全域で静態管理(封鎖管理)を実施し、全員のPCR検査を行う」と発表し、4月1日から実施する浦西地区の都市封鎖を事実上前倒ししました。また、浦東地区の4日間の封鎖はすでに終了していますが、一部居住区は封鎖管理期間が延長されています。

 
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