ロシアによるウクライナ侵攻を批判する声が多い中、マルコ・ルビオ米上院議員は、本当の脅威は中国共産党であると指摘しています。ルビオ議員は米保守系シンクタンクのヘリテージ財団で講演し、米国が中国共産党に依存することは国家安全保障に対する脅威であると述べました。
米共和党上院議員 マルコ・ルビオ氏
「私たちが中国とその生産能力に依存しているすべてのものについて考えてみてください。それが断ち切られることを想像してみてください」
マルコ・ルビオ米上院議員は、中国共産党(CCP)は米国にとって最大の脅威であると述べています。
米共和党上院議員 マルコ・ルビオ氏
「20年以上にわたって中国(中共)は、重要な技術、製造能力、雇用を盗むことによって、系統的に我々の経済力を弱体化させてきた。中国(中共)が雇用を奪って社会の結束を破壊し、かつて活気のあった都市や地域社会を空洞化させている間、私たちは何もしなかったのだ」
ルビオ議員はまた、中国共産党は政府、ビジネス、学界、エンターテイメントなど米国社会のあらゆる分野に浸透しており、一方でフェンタニルを街中に氾濫させていると述べました。
ルビオ議員は、中国の奴隷労働で作られた製品が米国に輸入されるのを防ぐための法案「ウイグル強制労働防止法案」があるが、米企業がロビー活動を行い、それに反対していると非難しました。
米共和党上院議員 マルコ・ルビオ氏
「我々は、左翼の急進主義や企業の愛国心の欠如によって、対中公共政策が人質となることをもうこれ以上許すことはできない。なぜなら、中国(共)はもはやその力を隠し、好機を待っているわけではないからだ」
ルビオ議員は、世界市場と供給ラインに対する中国共産党の影響力の拡大に伴い、もし中共と紛争になれば、米国の兵器システムに必要なレアアースを含むさまざまなものを断ち切られる可能性があると強調しました。
ルビオ議員は、それを防ぐためには、特に半導体や医薬品などの重要な産業において、米国は自国の産業能力を高める必要があると述べました。