「素晴らしいですね。色彩といい、動きといい、これまで観たバレエやダンス公演と比べても最高峰です」。米国のオクラホマ郡政委員ケビン・カルヴィー氏は2月12日、シビックセンター音楽ホールで神韻公演を鑑賞した後、こう語った。
神韻は、ニューヨークを拠点とする国際的な中国古典舞踊団。5000年にわたり連綿と続いた文化遺産を蘇らせることをミッションとしている。長らく伝統文化を破壊してきた中国共産党政権は、こうした神韻の精神を受けいれず、中国国内公演を許可していない。
カトリック教徒でもあるカルヴィー氏は、「中国の美しい文化の物語に心を打たれました」と語る。しかし一方で、不幸にも法輪大法を実践する人々を含めた多くの人々が、中国共産党によって恐ろしいほど迫害されてきた現実を知り、「法輪功を実践する人たちと団結すれば、共産主義による迫害に立ち向かえる」とコメントした。
数多くの歴史的な芸術家たちが自己研鑽に努めてきたように神韻のアーティストは法輪功(真・善・忍に基づく中国発祥の精神修養法)を修めている。演目では、過去20年間の残酷な迫害に耐え、信条を堅持する法輪功学習者について表すものがある。
インタビューに応じた米政府関係者のジェイソン・ゲイツ氏は、中国に伝統文化と自由を取り戻してほしいと語り、「私たちは神韻の美しい舞踊を観ようとここに来ました。同時に、この自由な(米国という)世界で、中国の人々に何が起こったのかを正確に理解し、中国の真の文化をこの目で見るために来たのです」と述べた。
ゲイツ氏は、中国の共産主義者が破壊したものを取り戻すためには、神韻のような文化復興の担い手がもっと必要だと考えている。「神韻がより多くの公演を行い、世界の人々に訴えることで……真の中国文化が西側世界にもたらされ、何が起こったのか、何を取り戻す必要があるのかを(西側世界が)理解できるようになるのかもしれません」
神韻は演目で、迫害に直面して並外れた勇気を示した人々を紹介している。ゲイツ氏は、特にパンデミック以来、社会から遠ざかっている人たちに神韻を観に行くよう勧めている。
「恐れている人は大勢います。しかし(神韻を観れば)恐怖とは何であるか、そして実は恐れる必要がないのだと分かるでしょう」
(大紀元エポックタイムズより転載)