中共は、ロシアとウクライナの戦争における学生の理解を形作るためのキャンペーンを開始しています。
これは中国の複数の省で行われています。「なぜロシアはウクライナに軍隊を送るのか」と題した授業用スライド写真がネット上に出回っています。
スライドでは大きく4つの面を挙げています。「ウクライナ政府の腐敗」「ドンバス地方で自国民を虐殺するナチ化したウクライナ軍」「大量破壊兵器の生産」及び「NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大によるロシアの戦略空間の圧迫」です。
2021年、ロシアはNATOがウクライナの加盟要請を承認したがっていると非難しました。また、NATOがウクライナを武装させ、ドンバス地方に傭兵を送り込んでいると非難しました。
今回のキャンペーンでは、ロシアとウクライナの悲劇の元凶は米国であるとしています。
台湾の中華アジア太平洋エリート交流協会事務局長の王智盛氏は、ロシアとウクライナの戦争に関する統一的なシナリオの波は、将来、中共政権が台湾に対して武力行使する可能性を正当化するものであると見ています。