「検査結果に関わらず仮設病院に送る」警察と市民の生々しいやりとり

上海市が封鎖管理に置かれたことで、社会の秩序が大いに乱れ、民衆と当局側との衝突が発生しています。先日警察は、上海市浦東新区のある夫婦に対し仮設病院での隔離を強要したところ、妻の方が命を懸けて抗議しました。このときの会話記録がインターネットに公開され、多くの人が驚愕しています。

この音声ファイルには、上海の警察官がある夫婦を仮設病院に強制的に送って隔離しようとしたところ、妻の方が自分は陰性の検査報告を持っていると主張し、警察に対し自分の陽性証明を見せるよう迫る様子が録音されています。このとき警察は陽性証明を提示できなかったにもかかわらず、この女性に同行を命じました。

上海市浦東新区の住民
「陽性ではない。私はすでに電話をかけて確認した」

「私の訴えはとても簡単だ。もう1回再検査をやってくれるだけでいい。もし再検査して私が陽性だったら、すぐにあなたと一緒に行く。だがそもそも私は陽性ではない」

警察
「私が受けた命令は、あなたが私と行くのかどうかだ。もし行かないのであれば司法による手続きをする」

この女性は、自分は検査で陰性だったのに、わざわざ仮設病院に送られたらそこで交差感染してしまうのではないかと恐れていました。そのため、命をかけて反抗し、絶対に行かないと決めました。

一方で警察は、これは任務遂行上の命令であるため、検査の結果に関わらず仮設病院に送らなければならないと主張しました。双方が譲らなかったため、非常に緊迫した空気が流れています。

上海市浦東新区の住民
「では、私があなたの目の前で刃物で自殺してほしいのか?あなたは私の遺体を連れて行くのか」

「私は(検査)報告を持っていて、あなたは持っていない。あなたは何を根拠に話しているのか」

警察
「行かないのだな、そうだな?」

警察
「(検査)報告は私が出したものではない」

上海市浦東新区の住民
「私は(検査)報告を持っている。見せようか。私は陰性だ。あなたたちは私が陽性だと言うが。黒を白と言い、白を黒と言わなければ気が済まないのか」

警察
「私たちは今、陰性か陽性かという話をしているのではない。あなたは私たちと一緒に行くしかない」

先日、上海市浦東新区のある居民委員会書記が住民との会話の中で、上海の感染症対策は完全に混乱しており、まともな政策が出てこなければ、上海で本当に反乱が起きるかもしれないと率直に認めています。

 
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