台湾 民間防衛冊子を発行=有事に備えて

台湾国防軍は12日、初めて民間防衛ハンドブックを発行しました。このハンドブックには、戦争が起こった場合に備えて、市民が生き延びるためのガイドラインが示されています。

台湾国防部(国防省)の担当者は、ハンドブックについて、軍事的危機や今後起こりうる災害に対して、市民がどのように対応すべきかについて情報を提供していると説明しました。

ロシアウクライナの戦争が続く中、台湾はより注目されています。特に、圧力を強める中共当局に対して、台湾がどのように対応すべきかに注目が集まっています。

中共当局は、台湾は中国の一部であると主張しています。しかし、台湾は独自の民主的な憲法と指導者によって統治されています。

それでも中共は、台湾を支配するために武力を行使することを否定しておらず、この2年間、台湾を取り巻く軍事活動を活発化させています。

ハンドブックでは、避難所や物資の探し方、緊急時の応急処置キットの準備について、漫画や写真を使って詳しく説明しています。

台湾の蔡英文総統は、台湾の軍隊を強化するための広範な近代化プログラムを監督しています。

昨年発表された計画によると、台湾は予備役の訓練を改革する予定だといいます。さらに台湾政府は、4か月間の軍事訓練の義務を延長することを検討しています。

〈字幕版〉

 
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