台湾産パイナップル 中国依存から脱却

台湾のパイナップルは、もう中国市場には頼っていません。

公式発表によると、3月末時点で台湾のパイナップル輸出量は過去最高を記録し、昨年同期比で10%以上増加しています。

中共当局が昨年3月、台湾産パイナップルの輸入を禁止してから1年が経ちました。それ以前は、台湾のパイナップル輸出の90%を中国が占めていました。

中共当局が輸入禁止を発表した後、国際社会は台湾への支持を示しました。

米国のマイク・ポンペオ元国務長官は、台湾産ドライパイナップルを食べている写真をツイッターに投稿し、「自由の支持者として、台湾のドライパイナップルを楽しんでいる」とツイートしました。

日本の安倍晋三元首相も、台湾のパイナップルを持っている写真とともに、「今日のデザートはこのパイナップルだ。とっても美味しそう」とツイートしました。

米保守系非営利シンクタンク・ハドソン研究所の研究員は、「台湾のパイナップルケーキほど、豪州ワインと相性の良い組み合わせはない。自由な味がするよ」とツイートしました。

カナダのある政府関係者も、#FreedomPineappleで朝食の写真を投稿しました。

中共当局の輸入禁止により、台湾はパイナップル生産者の収入を確保するため、販売ルートを開拓する必要に迫られていました。新しい販売ルートとしては、国内市場、海外市場、パイナップル加工品などがあります。

中でも日本は主要な市場となっています。

昨年、台湾は約3万トンのパイナップルを海外に輸出し、日本はそのうちの60%以上を購入しました。

過去20年間の日本の輸入量にほぼ匹敵します。

台湾行政院農業委員会は13日に記者会見を行い、日本への感謝の意を表しました。台南市長もこの記者会見に参加し、今年は3万トンのパイナップルを輸出するという目標を掲げました。

 
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