億万長者の息子 微博から追放される

中国のある有名人のソーシャルメディアアカウントがブロックされました。

万達集団(ワンダー・グループ)の会長で不動産・エンターテインメント業界の大物である王健林氏の息子、王思聡(ワン・スーツォン)氏は、微博(ウェイボー)で4千万人のフォロワーを持つインフルエンサーでした。

しかし、4月19日、王氏の微博アカウントは、「法律や規則に違反した」として、投稿が禁止されました。

その後、中国のネット上には、王氏が以前投稿したとされるWeChatアカウントのスクリーンショットが拡散しました。

投稿の中で王氏は、中国で繰り返し行われているPCR検査は、「陽性・陰性」検査のためではなく、「奴隷根性または気骨」を検査するためのものであると揶揄しました。

この投稿が原因で、王氏は微博での投稿ができなくなりました。

その前にも王氏は、当局が大々的に推し進めているコロナ治療薬(連花清瘟)について疑問視する内容の投稿をシェアし、この薬を製造している以岭薬業(イーリン・ファーマシューティカル)を、証券監督管理委員会は徹底的に調査する必要があると発言していました。

4月14日のこの投稿を最後に、王氏の微博アカウントは止まっていました。

中国では、中共ウイルス感染者の多くに、この薬が薦められています。また、都市封鎖で食料不足に陥っている上海では、ほぼ全世帯にこの薬が配布されているといいます。

王氏のネット上のコメントは現在、すべて削除されています。

 
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