多くの人が、米国土安全保障省(DHS)が新設した「偽情報統制委員会(Disinformation Governance Board)」を英国の小説 「1984年」 に登場する真理省(Ministry of Truth)に例えています。ワクチンパスポートやキャッシュレス社会とともに、これは私たちの未来に何をもたらすのでしょうか。
「国境なき女性の権利」の創設者兼理事長 レジー・リトルジョン氏
「デジタル・グーラグとは、人を物理的な刑務所に入れるのではなく、デジタル刑務所に入れることによって、その人の自由を否定する手段である」
「国境なき女性の権利」の創設者兼理事長、レジー・リトルジョン氏は、ウェビナー(オンラインセミナー)で「デジタル・グーラグ」と題した講演を行いました。サブタイトルは「ワクチンパスポート、偽情報、キャッシュレス社会 」です。
リトルジョン氏は、今、人々が抵抗しなければ、デジタル刑務所はワクチンパスポート、キャッシュレス社会で簡単に実現できるといいます。そして、この「偽情報統制委員会」はイーロン・マスク氏がTwitterを買収した数日後に設立されたものです。
「国境なき女性の権利」の創設者兼理事長 レジー・リトルジョン氏
「もはや言論の自由を取り締まるためにTwitterを利用することはできなくなるため、彼らは今、この新しいオーウェル的な「真理省」を制定しているのだろうか。言論の検閲や情報統制は、中国共産党の「プレイブック」そのままのものだ」
リトルジョン氏は、この偽情報統制委員会は米国の特徴を持つ中国共産党の中央宣伝部であると指摘しました。
リトルジョン氏は、デジタルQRコードで予防接種の状況が分かるものがワクチンパスポートであり、それには多くの個人情報が添付されると説明します。
「国境なき女性の権利」の創設者兼理事長 レジー・リトルジョン氏
「QRコードは、以下のような用途に使用できる。顔認証、歩行認識、リアルタイム位置情報など、あなたの居場所が常に把握できるようになる。あなたのソーシャルメディアへの投稿、インターネットでの検索履歴、インターネットでの支出履歴、そして非常に重要なクレジットカードと銀行口座が把握できるのだ」
リトルジョン氏は、キャッシュレス社会になることで政府ができることの1つが、国内テロリストのレッテルを貼られれば、お金の使用を制限され、同氏の言う「デジタル刑務所」に入れられるということです。
NTDは国土安全保障省にコメントを求めましたが、放送時間までに返答はありませんでした。