中国の極端な「ゼロコロナ」防疫政策がまたもや民衆に試練を突き付け、抗議を招いています。一部の地方では、中共警察や「大白」と呼ばれる感染症対策員が銃を持って、民衆をあからさまに威嚇しながらパトロールしています。
複数の地域で警察、大白がライフルを持って居住区とPCR検査スポットをパトロールし、民衆を威嚇する姿勢を鮮明にしています。
北京の潘家園の居住区では陽性者がいないにもかかわらず、封鎖管理が行われ、居住区から出ることが許されていません。住民は集団で、当局に対し法に従うよう抗議しました。
北京の住民
「我々は確かに発表する様子を見た。そこには確かに文書があったはずだ。だが第一に、疾病コントロールセンターの文書には法的効力がない。第二に、我々の居住区は今、法律的に違法かどうかを解決できない。こうした状況の枠組みの中で、我々はどのように我々の地域に即した措置を講じることができるだろうか。なぜなら我々の居住区は、第一に濃厚接触者がおらず、第二に陽性者がいないのだから」
北京の住民
「だが、我々は無理やり隔離を行うことを望まない。それは人情や道理にもかなわないし、合法でもないからだ」
北京の住民
「そうだ!そうだ!」
北京の住民
「我々は時間を分けて、ブロックごとに分けて、グループごとに建物を降りることができる。これは我々の最大限の譲歩だ。これはすでに我々にできる最大限の譲歩だ。なぜなら、我々の自由な外出を制限できる法律は存在しないからだ」
北京の住民
「そうだ!」
北京の住民
「我々は今、我々を人としてみなす方法を必要としている」
北京の住民
「建物封鎖に反対!建物封鎖に反対!」
上海でも、民衆が団結してゼロコロナ政策に抵抗しています。5月11日、上海市浦東新区のある居住区の住民が理詰めで当局の「十字転送」集中隔離に抵抗して成功をおさめ、最終的に警察は現場から引き上げました。
上海の住民
「現在の状況はというと、みなさん(公式文書を)出せず、上の階も下の階も、特に上の階と下の階が濃厚接触しているとしても、人をその場で隔離するのを推奨すると文書に記しているかどうか、文書を出すよう上の人に言って欲しい」
上海の住民
「私は、住民は法を守れると思う。だが現在(公式文書が)ない状況で、たとえ警察が法を執行するにしても、やはり法に従って法を執行する必要がある。そうだろう?」
上海の住民
「つまり、我々全員が消毒殺菌作業に完全に協力できる。だが、どのようにみんなの財産が損失を被らないようにするのか」
上海警察
「現時点で文書がないのだから、我々は撤収する」
ゼロコロナ政策のもとで、暴力的な法執行が行われている話も次々と伝えられています。上海のある居住区で「大白」が住民にドアを開けるよう迫り、住宅の窓をよじ登って住民から大声で抗議されました。
上海の住民
「みんなよく見ておいて!11号棟の402だ」
上海の街頭では、ある男性高齢者がマスクを着けていなかったことを理由に、警察から暴力的に拘束されました。警察は高齢者の強い抵抗も意に介さず、最終的にはこの高齢者を警察車両に無理やり押し込みました。
上海のある病院では高熱を出した子供を診察拒否しました。
子供の保護者
「うちの子供が高熱を出して熱が引かないから外来に行った。そうしたら救急外来に行けと言う。救急外来に行ったら発熱外来に行けと言われ、発熱外来に行ったらまた救急外来に行けと言われた。誰も診察してくれない!」
上海市浦東新区のある若者は仕事に出かけたところ、その間に都市封鎖が行われて帰宅できなくなりました。
上海市民
「早く食べなさい!腹が減ったんだろ?ああ、帰れなくなってしまったんだよ。この人は3月28日に浦西に仕事に来たが、それからずっと浦東の自宅に帰れなくなっている。本当に可哀そうだ。私の母が軽食を彼に食べさせている。本当に可哀そうだ。家があるのに帰れない。この人は手持ちのお金をすべて使い果たしてしまった」
ある動画には、上海の住民が居民委員会に電話をかけて、支援物資が転売されているのではないかと問いただしたところ、居民委員会から電話を一方的に切られた様子が撮影されています。
上海市民
「それは雲南省から無償で送られた支援物資だ。それをなぜ居民委員会が売っているのか」
居民委員会の職員
「それはあなたには関係ないことだ」
上海のある低収入労働者は、やっとの思いで上海を脱出し、来世で会おう、つまり生きている間は二度と上海に戻らないと言葉を残しています。
上海のある低収入労働者
「家路だ。ああ、ようやく離れることができた!貧乏の末、もう相まみえることはない。お別れだ!来世で会おう!」
ある女性は上海から脱出すると、動画の中で自身の心情を語っています。
中国を脱出した女性
「突然嫌悪を感じた。人類が今まで創造した物質は非常に豊かだった。格別に美しい時代だった。それが一瞬のうちに感染症によって打ち砕かれた」
極端な防疫政策の下で、中国の多くの地区で住民がPCR検査を強制されています。5月12日、広東省湛江市(たんこう-し)では、住民がどしゃぶりの大雨の中、PCR検査を受けるために仕方なく路上に列を作りました。
中共の極端な防疫政策によって社会に混乱が生じ、市民生活にさまざまな悲劇が生じていることが頻繁に伝えられています。当局は庶民の生活を軽視して暴力的に治安維持を図り、民衆の恨みの声をあふれさせています。