米国務省は、外交官の新チームを発足させるようです。この新チームは、米国の最も重要な地政学的脅威に対処することを任務としています。
アントニー・ブリンケン米国務長官
「中華人民共和国による挑戦の規模と範囲は、米国の外交にかつてないほどの試練を与えている。私は、国務省や我々の外交官がこの課題に正面から取り組むために必要なツールを、新しい政策の一環として提供することを決心した。これには、チャイナ・ハウスの設立が含まれる。チャイナ・ハウスとは、問題や地域を超えて我々の政策を調整し実施する、国務省の部局横断チームである。必要に応じて、議会とも連携する」
長官は、「チャイナ・ハウス」チームの構成や運営については、詳細を明らかにしませんでした。
しかし、ホワイトハウスの報道官は後に、中国に関する情報資源と専門知識を収集するプロセスを加速させると述べています。
米ニュース誌「フォーリン・ポリシー」の昨年9月の報道によると、対中政策を調整する「チャイナ・ハウス」は、世界の主要国で拡大する中国の動きを監視するために設立されました。
報道では、海外における中共の活動を監視する担当者も含め、20〜30人のスタッフが「チャイナ・ハウス」の任務につくと推定しています。
また、関係者の話として、「チャイ・ナハウス」が正式に活動を開始するのは2024年で、拠点となるオフィスビルは現在改修中であるとも報じています。