上海の感染症対策員が給料未払いに対する抗議デモ「金を返せ!」

50日以上封鎖管理が行われている遼寧省丹東市では、一部の住民が封鎖解除を求めて集団で抗議しています。ある住民は居住区の入り口で自ら封鎖解除を決行しました。一方、大勢の感染症対策員「大白」も街頭で、給料の支払いを要求するデモ行進を行いました。

遼寧省丹東市の市民
「我々は封鎖解除を要求する!我々は封鎖解除を要求する!我々は封鎖解除を要求する!」

遼寧省丹東市の市民
「封鎖解除!封鎖解除!封鎖解除!」

6月12日、丹東市では一部市民が横断幕を掲げて、スローガンを叫びながら職場の操業再開を要求しました。

遼寧省丹東市の市民
「PCR検査を廃止しろ!PCR検査を廃止しろ!操業を再開しろ!」

しかし、横断幕はすぐに当局に取り上げられました。

丹東市のある居住区の住民は、隔離柵を撤去して、自力で封鎖解除しました。

遼寧省丹東市の市民
「萬達の住民が一番人気だ。柵を倒してしまった。門が開いた。出て行った」

丹東市の居住区「錦繍華城」の5号棟1区画に住む住民は、5月7日に全員が瀋陽の集中隔離施設に送られました。しかしその後、感染者は実際には別の区画の住民で、感染症対策員が誤って別の区画の住民を連れて行ったことが分かりました。

遼寧省丹東市 市民
「こちらは錦繍華城5号棟1区画(単元)の住民たちだ。4月28日からずっと封鎖されているが、現在に至るまで何の説明もない。居住区の責任者に聞いても、『すみません』の一言で終わりだ」

遼寧省丹東市の市民
「我々は先に書記に話をしてもらおう。我々5号棟1区画には陽性者はいない。あなたたちが間違った。そうだろう?」

遼寧省丹東市の市民
「そうだ!」

世論の圧力を受け、6月13日に丹東市長は座談会を開催して市民に謝罪し、生産と生活秩序を回復させると述べました。

さらに、60代の独居老人が都市封鎖中に亡くなり、死後20日以上も過ぎてから発見されました。隣人は、餓死したようだと話しています。

遼寧省丹東市 市民
「我々の居住区の6号棟の7階で、昨日の夜亡くなっているのが見つかった人は、死んでから20日以上たっていた」

遼寧省丹東市 市民
「家の中には食糧も油も、何もかもなかった」

吉林省長春市では、交通事故で吉林大学第2病院救急外来に搬送された人が、病院で先にPCR検査を受けるよう要求されたため、家族が激怒して警備員と殴り合いになりました。

上海では、ある若い女性が外でマスクをずらして食べ物を食べていたところ警察から暴力的に拘束され、市民からの怒りが集中しました。

上海警察
「止まれ!」

上海警察
「お前を取り調べる」

上海市民
「何を取り調べるのか?」

警官はこの若い女性を指さしながら警告を発し続け、女性の行く手を阻みました。

警官は女性のリュックサックをつかんで女性を道路に引き倒しました。女性のスマートフォンがリュックサックから落ちました。警官3人は再度女性を取り囲み、女性を拘束しようとしました。

上海市民
「なぜ!?」

これと同時に、中共の鉄拳は彼らの推進する感染症対策を実際に行っている大白にも及びました。給料の未払いに不満を抱いた大白の列がスローガンを叫びながら、上海市静安区をデモ行進する動画がインターネットで注目を浴びています。これについて、大白も街に出て集団で反抗する必要があるのだと風刺されています。

上海の大白(感染症対策員)
「我々に報酬を、我々は金が必要だ。我々の金を返せ」

上海の大白(感染症対策員)
「金を返せ!金を返せ!我々の血と汗でできた金を返せ!」

中共のゼロコロナ政策によって社会が混乱に陥り、暴力的行為に対する集団の抵抗が相次ぎ、当局と庶民の間の衝突が激化しています。

 
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