フィンランドのヘルシンキ大学は先日、同校で15年にわたり運営されてきた孔子学院を閉鎖すると発表しました。孔子学院は西側諸国の大学から、中共の対外的プロパガンダ機関であると認識されています。
フィンランド国営放送は6月18日、ヘルシンキ大学はすでにこの週、孔子学院との提携を終了し、この提携は来年1月に終了期限を迎えると報じました。
ヘルシンキ大学内の孔子学院は2007年に設立され、管理職1人と中国語の教師は中共政権が任命していましたが、給料はヘルシンキ大学から支払われています。しかし大学側は、この孔子学院の管理職の者が中共大使館と「密接な関係にある」ことに気づきました。
ヘルシンキ大学のハンナ・スネルマン副学長は、孔子学院との提携をやめたとしても、中国語学習者は増えているため、同校は中国語教育の強化を望んでいるが、大学側が独自に教師を選ぶとも語っています。
近年、孔子学院の背後に中共政権がいることが疑問視されるようになり、西側諸国の数十か所の大学が校内の孔子学院を閉鎖しました。これには、フィンランド近隣のスウェーデンやデンマークも数えられます。