米テキサス州サンアントニオ郊外で6月27日、大型トラックから46人の遺体が発見されました。ほかに16人が病院に運ばれましたが、 28日朝には死者数が50人に増えました。地元警察は、事件に関連して3人の身柄を拘束しました。
27日の夕方、大型トラックの中から遺体が発見されたとの通報がありました。
警察によると、現場で46人の死亡が確認されたほか、4人の子供を含む16人が病院に搬送されました。 28日、死者数は50人に増えました。
サンアントニオ消防署のチャールズ・フッド署長は、生存者は熱中症や熱疲労の症状を示し、触ると熱い状態だったと述べました。また、運転手は見当たらず、冷房もついてなく、車内に水や飲料水もなかったといいます。
27日、現地の最高気温は39.4℃を記録し、被害者は熱中症や脱水症状で死亡した可能性があるとしています。
地元警察によると、事件に関連して3人の身柄を拘束し、捜査の管轄は国土安全保障省に移ったとのことです。
米税関・国境警備局(CBP)によると、昨年10月以降に行われた救助件数は約14,000件に上り、昨年1年間の12,000件から増加しているとしています。
サンアントニオ市 ロン・ナイレンバーグ市長
「避難を求める移民の苦境は常に人道的危機だ。しかし、今夜我々が対応しているのは恐ろしい悲劇だ」
メキシコのエブラルド外相は28日、死者50人のうち、22人がメキシコ人で、7人はグアテマラ人、2人はホンジュラス人だとツイートしています。 残り19人の国籍はまだ不明だとしています。