中国各地で異常気象が多発しています。上海市は6月29日、雷、強風、豪雨、雹に見舞われ、黒雲に覆われた街は昼間にもかかわらず夜のように暗くなりました。バケツをひっくり返したような豪雨も発生し、現地住民はまるで世界の終りを描いたような災害映画のようだと話しています。
6月29日正午、上海中心気象台は雷黄色事前警報を発し、ほとんどの地区が雷に見舞われ、雷雨と強風も発生すると予測しました。それからほどなくして今度は、豪雨青色警報と雹黄色警報も発令されました。
この日はさらに強風黄色警報も発令され、市内中心部、浦東新区、崇明区、松江区、青浦区、閔行区、嘉定区、宝山区などで8級から10級の雷と強風が発生すると予報されました。
ネットユーザーが撮影した動画には、豪雨の前に上海市の上空に黒雲が立ち込めて街を覆い、昼間が夜のように暗くなった様子や、強風が吹き荒れてバケツをひっくり返したような大雨が降る様子も撮影されています。
上海で珍しい極端な天候不順が発生したことについて、ネットユーザーの間で議論が沸き起こっています。
あるネットユーザーは「上海は大変だ! 感染症が去ったと思ったら今度は豪雨だ!」と投稿しています。
この日、江西省南昌市も豪雨に見舞われました。都市全体が冠水し、ネットユーザーは水の都ベニスになったようだと投稿しています。
動画によると、6月29日午前10時ごろ、南昌市で突然の豪雨が発生し、一部地区が冠水したことが分かります。一部道路区間は海のようになり、自動車が水中を漂い、ルーフだけが水面から顔を出しています。