中国では最近、鳥インフルエンザが数例発生し、いずれも豚に感染しています。このインフルエンザはH9N2型と呼ばれています。
香港大学の研究によると、このウイルスは豚インフルエンザと結合することで、人に感染する可能性のあるウイルスに変異していると述べています。
この研究論文は、香港大学公衆衛生学部から発表されたものです。
研究論文には、中国は引き続き豚インフルエンザウイルスについて、注視する必要があると警告しています。
800以上の豚の鼻腔スワブサンプルから、研究者らは昨年8月にインフルエンザA(H3N2型)を検出しました。
その基本遺伝子はヒトの呼吸器系で自身の遺伝子を複製することが知られている、インフルエンザ変種「H1N1型」のものでした。
翌月、研究者たちはH9N2型を含む複数の豚インフルエンザを結合したインフルエンザウイルスAを分離しました。
研究結果によると、H9N2型に由来する内部遺伝子が、動物から人への感染に寄与している可能性があるとしています。