中国が米国の農業インフラに目をつけ、米国の農業企業を買い漁っています。これを阻止するために、米議会に「農業セーフガード・安全保障促進法案」が提出されました。新しい法案は、米国の農場や食料、サプライチェーンの保護を目指しています。
この法案は、中国をはじめとする外国の敵対勢力と繋がりのある企業が、米国の農地を買い占めるのを防ぐものです。
法案を提出したのは、下院議員のエリス・ステファニク氏とリック・クロフォード氏です。
過去10年間、中国企業は、米国の農業関連企業と数百万エーカーもの農地を買収しました。
この法案が可決されれば、中国、ロシア、イラン、北朝鮮が米国の農業関連企業や農業バイオテクノロジー企業を買収した場合、ブラックリストに載せられることになります。
同法案は、農務長官を対米外国投資委員会(CFIUS)の常任委員に加えることも提案しています。農務長官は、外資による農業企業の買収がもたらす国家安全保障上のリスクについて、委員会に報告書を提出し、対処することになります。