上海浦東で全員PCR検査 住民は都市封鎖再開に備え備蓄

上海市浦東新区は7月19日、22日に再び全員PCR検査を行うと発表し、浦東区の住民を震え上がらせました。多くの人が新しく冷蔵庫を購入して、大量の買いだめを始めました。

上海市浦東新区新型コロナウィルス防疫工作チーム弁公室は先日、「潜在的なリスクをもっと早く発見する」ためとして、7月22日に再び全住民を対象としたPCRスクリーニング検査を実施すると住民に通達しました。

通達にはさらに、現行の毎週土曜日の全員を対象とした通常のPCR検査と全員を対象とした3日で2回のスクリーニング検査が計画に沿って実施されると記されています。

浦東新区住民の王さんは大紀元時報の取材を受けて、現在浦東新区の感染状況は拡散傾向にあるため、みんな戦々恐々としていると話しています。

上海では、前回の都市封鎖によって、多くの庶民が生活物資の不足や政府からの支援が受けられなかったことで悲惨な状況に置かれました。今回、浦東新区で感染者数が増加したことで、突然の再度の都市封鎖に耐えられるよう、多くの人が前もって生活物資の備蓄を始めています。

上海市浦東新区住民 王さん
「私も今、たくさんのものを備蓄した。彼ら(政府)が精神病発作を起こして、また封鎖するのではないか恐れている」

上海市浦東新区住民 王さん
「米、小麦粉といったものは、ある程度備蓄しておいたほうがいい。少なくとも1か月は持ちこたえられるようにしなければ」

動画の音声
「野菜は売り切れてしまった」

王さんは、米だけで250kg購入したと話しています。また、王さんの住んでいる集合住宅では王さんも含め6、7戸が、食糧を備蓄するために冷蔵庫を買い足しました。

動画音声
「居住区が封鎖されてしまった。出たくても出られない」

王さんはまた、今は居住区への出入りがまたもや困難になって、五つのドアのうち一つしか開かなくなり、さらに顔認証システムも設置され、全住民が全面的な監視下に置かれているとも話しています。

上海市浦東新区住民 王さん
「人に秘密というものはなくなった」

上海市浦東新区住民 王さん
「どこへ行こうが、誰かから監視されている」

王さんは中共当局がここまで厳格な監視をしているのに、なぜ新規感染者が増え続けているのかと疑問を抱いています。

上海市浦東新区住民 王さん
「庶民の一挙手一投足を、意図的に監視しているのではないかと疑っている」

 
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