中国の各省が発表した最新の人口データによると、2021年に複数の省で人口のマイナス成長が起こりました。専門家は、2025年までに中国の人口は減少に転じるとの見方を示しています。
安徽省衛生健康委員会が7月22日に発表した2021年の統計公報によると、昨年の全省の合計出生者数は51万5800人でした。また、安徽省の人口データベースの統計によると、2017年から2020年の間に安徽省の出生人口はそれぞれ98万4000人、86万5000人、76万6000人、64万5000人と4年連続で減少しています。このデータから、安徽省の人口はマイナス成長が年を追うごとに加速し、人口全体が「断崖式」に減少していることが示されています。
中国メディアの統計によると、現時点で中国の29の省が2021年の出生者数データを公開しており、そのうち江西省、湖南省、河南省など複数の省の出生者数が数十年ぶりに過去最低を更新しました。
中共国家衛生健康委員会の人口監測と家庭発展司の楊文荘司長は先日、中国の人口の増加速度はすでに明らかに減速しており、2021年から2025年の間にマイナス成長に転じることが予想されると話しています。