豪州のインフレ悪化 中共のコロナ政策が助長=豪財務相

豪州の政府関係者は、インフレの責任の一端があるとして、同国最大の貿易相手国である中国を非難しています。豪州の財務相は、中共政権のパンデミック政策は豪州が制御できない要因であると述べています。

豪州の当局関係者は、中国のコロナ政策が豪州のインフレを助長していると指摘しています。

ジム・チャーマーズ豪財務相
「今や中国は、我々の最大の貿易相手国だ。中国の国内経済がどうなるかは、我が国の活動や所得、繁栄に直結している。中国(共)の厳しいコロナ封鎖措置は、中国の生産高にかなりの影響を与え、既存のサプライチェーンの混乱をさらに深刻なものにしている」

4日、ジム・チャーマーズ財務相は議会での発言で、豪州の経済見通しの悪化について説明しました。

同氏は、豪州のインフレ率が年内にピークに達し、8%近くまで上昇すると警告しています。

ジム・チャーマーズ豪財務相
「現在の予想では、今年は悪化し、来年は緩やかになり、再来年は正常化すると思われる。まだピークには達していないが、先は見えている」

チャーマーズ財務相は、インフレに影響を与える要因の中には、中共のコロナ政策など、豪州がコントロールできないものがあると指摘しました。

ジム・チャーマーズ豪財務相
「それはエネルギーと食糧の安全保障を損ない、世界価格を劇的に押し上げ、これらすべてが我々の経済と予算を圧迫しているのだ」

チャーマーズ財務相のこの発言は、今年6月のインフレ率が3月から1%上昇したという新しいデータの発表を受けてのものです。

〈字幕版〉

 
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