4億人が中国共産党を脱退

中国共産党の各組織からの脱退を表明した中国人の数が、ついに4億人を突破しました。ニューヨークでは近日、記念集会が開かれました。

NTDニューヨーク記者 ジェイソン・ペリー
「私はニューヨークのクイーンズで、4億人もの人が中共を脱退したことを祝う集会に参加しています。この数字は、米国の人口より約7000万人多いことになります」

脱退者の数には、共産党員のほか、共産主義青年団と少年先鋒隊からの脱退者も含まれています。中国では、学齢期の子供たちのほとんど全員が強制的にこれらの組織に加入させられています。

中国共産党からの脱退運動は、2004年に「大紀元時報」が社説「共産党に対する九つの論評(九評共産党)」を発表した後に始まりました。

社説には、天安門事件法輪功への迫害など、中共の暗黒の歴史が詳細に記されています。法輪功は法輪大法とも呼ばれ、「真・善・忍」を理念とする精神修養法として知られています。

中国では、8千万人もの人が中国共産党によって死に追いやられています。『九評共産党』を通して中共の残虐性を認識した多くの人々が、中共との関係を断つために脱党支援センターのウェブサイトを訪れ、共産党からの脱退を表明しています。

活動家で政治評論家のエルマー・ユエン氏は、自身の家族が受けた迫害について語りました。

活動家 政治評論家 エルマー・ユエン氏
「私の母は『エホバの証人』を信仰している。これにより、母は再教育キャンプに連れて行かれた。これは基本的に20年間刑務所で働くのと同じことだ。神を否定すれば釈放すると言われたが、母はそれを拒否した。だから、20年間も留まったのだ」

地元政府関係者も感想を述べました。

ニューヨーク州議会第40区地区長 マーサ・フローレス・バスケス氏
「人々は、支配されて傷つくことから解放されることを必要としている。つまり、誰もが良い人生を送るべきなのだ。4億人もの人々に支持されていることが、それを物語っている」

脱党支援センターの代表によると、安全のために仮名で脱退する人もおり、センターは24時間体制で中共からの脱退を受け付けています。

全世界脱党支援センター代表 易蓉氏
「人々が中国共産党を脱退し、平和で自由な中国が実現することを願っている」

NTDニューヨーク記者 ジェイソン・ペリー
「多くの人が、中共は中国ではないことを区別している。中共政権が崩壊すれば、中国の人々は自由になれる」

〈字幕版〉

 
関連記事