中国南部の海南省では中共ウイルスの感染拡大が続き、当局の「ゼロコロナ」政策によって多くの観光客が足止めされていました。ある動画によると、海南省から上海に戻った旅行者のグループが、当局に騙されて強制的に隔離されました。
海南省から上海に戻る旅行者ら 騙されて隔離ホテルに
ネット上に投稿された動画によると、旅行者のグループが海南省からチャーター便でようやく上海に戻りました。
当局職員
「まずバスで指定された場所に行ってPCR検査を行い、検査結果が出たら、多分全員陰性だと思うので、それから家に帰って自宅隔離してください」
当局の職員は「検査を受けて陰性判定が出たら、自宅で隔離すればいい」と説明しました。しかし、乗客らがバスに乗り込むと、そのまま隔離ホテルに直行しました。
海南省から上海に戻る旅行者
「ドアを開けて!あなたには私たちを拉致する権限がない!これは拉致だ!PCR検査をしに行くと言ったのではないか?なぜ隔離ホテルに行くのか?!」
「そうだそうだ!さっき検査すると言ったのに、なぜ隔離ホテルに行くのか?」
感染拡大が続く海南省
中共当局が18日、新規感染者数がここ3か月で最高を記録し、3,000人(3,424人)を超え、うち海南省が59%(2,018人)を占めていると発表しました。実際の数字は不明です。
魚も武漢肺炎になる?魚介類もPCR検査
中共の官製メディア「海南日報」は13日、海南省儋州市(だんしゅう-し)の医師らが漁港を訪れ、漁師と漁獲物にPCR検査をしてあげたと報じました。
福建省アモイでも16日から漁期が始まり、当局は漁師だけでなく、生きた魚にも検査を実施しています。 ネットユーザーらは、「魚は肺がないのに肺炎になるのか?」「ウイルスが検出されたら海も封鎖するのか?」と嘲笑っています。
広西・北海で人々が封鎖を突破 居民委員会が住民に暴力
広西チワン族自治区の北海市では、当局の極端な「ゼロコロナ」政策により、都市封鎖が1か月にわたって行われていました。耐えきれなくなった住民らが街頭に出て激しく抗議したため、当局は15日深夜、封鎖を解除しました。
一方、ネット上に投稿された動画には、ある居民委員会の幹部が、居住区から出ようとする住民に暴力をふるっているのが映っています。
チベット・ラサの封鎖管理が再び延長
チベット自治区のラサでは、8月上旬より中共ウイルスの感染が拡大しています。当局は、18日に予定していた封鎖解除を再度21日午前3時までに延長すると発表しました。全住民にはPCR検査を義務付け、外出しないよう求めています。