iPhone14に中国YMTC製チップ採用の可能性 米議員が警告

最近、アップルが新型iPhone 14シリーズを発売し、注目されています。 しかし、アップルが中国メーカー「長江メモリー(YMTC)」をメモリーチップのサプライヤーに追加するとの報道を受け、米議会議員がアップルは火遊びをしていると警告しています。

アップルの最新モデルiPhone 14シリーズは、プロセッサーやカメラなどの面で目を見張るほどの進化を遂げています。 しかし、アップルがNAND型フラッシュメモリーのサプライヤーにYMTCを追加したと韓国メディアが報じました。

米議会上院情報特別委員会のマルコ・ルビオ副委員長は、「アップルは火遊びをしている」と批判しています。 ルビオ議員は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、アップルはYMTCがもたらす安全保障上のリスクを知っていると指摘し、YMTCからメモリーチップを調達すれば、議会の調査を受ける可能性があると語りました。

また、下院外交委員会のマイケル・マコール委員は、YMTCは中国共産党および軍部と広範なつながりを持っており、アップルがYMTCのチップを採用すれば、事実上YMTCに知識や技術を移転することになり、中国共産党の国家目標達成に貢献することになると指摘しています。

アップルはフィナンシャル・タイムズに対し、自社製品にYMTC製メモリーは使われていないとコメントしました。しかし、中国で販売する一部iPhoneのNANDチップをYMTCから調達する可能性を検討しているが、中国以外で販売される製品にYMTCチップを使用する計画はないと説明しました。

今年7月、米議会上院のチャック・シューマー院内総務を含む複数の超党派議員が、レモンド商務長官に書簡を送り、YMTCを商務省のブラックリストに入れ、禁輸措置を講じるよう求めました。 議員らは、YMTCなど中国の半導体メーカーが国家安全保障と米半導体企業に与える脅威が増しており、中共は国家資源を利用して中国企業の成長を促して産業を乗っ取ろうとしていると指摘しました。

 
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