9月15日、フロリダ州のデサンティス知事は、不法移民をマサチューセッツ州のリゾートに飛行機で送り込み、バイデン政権の国境開放政策への不満を表明しました。
現地時間15日午後3時頃、ベネズエラ人不法移民約50人を載せた飛行機が、南部のフロリダ州から東部・マサチューセッツ州の富裕層が住むリゾートーマーサズ・ヴィンヤード島に到着しました。
デサンティス知事のコミュニケーションディレクターはFOXニュースに対し、マーサズ・ヴィニヤード島への不法移民の移送は、聖域州への不法移民移送計画の一部に過ぎないと語りました。
マサチューセッツ州のチャーリー・ベーカー知事は、これらの移民に短期間の支援を提供すると示しました。
バイデン政権の国境開放政策によって、米国の国境には不法移民が押し寄せています。 危機を緩和するために、フロリダ州のデサンティス知事はテキサス州に続いて、不法移民を聖域都市に送り込んでいます。
フロリダ州のデサンティス知事
「フロリダは聖域州ではないのだから、不法移民は聖域州の管轄区に行った方が良い」
また、「超大国が自国の領土を支配できないのは許せない」とバイデン政権を批判しました。
マーサズ・ヴィニヤード島は、有名人や富裕層の避暑地として知られており、バラク・オバマ元大統領もこの島に別荘を構えています。
昨年10月以降、メキシコとの国境で検挙された不法移民は200万人を超えています。 圧力を緩和するために、テキサス州は今年4月からワシントンDCやニューヨーク、シカゴなどの聖域都市に8000人近くの不法移民を移送しています。また、このことでワシントンDCは今月8日、公衆非常事態を宣言しました。