米中央情報局(CIA)の元職員でロシアに亡命したエドワード・スノーデン氏が、9月26日、プーチン大統領からロシア国籍を付与されました。スノーデン氏は2013年に、米国家安全保障局(NSA)による大規模な監視活動を暴露したことで、米政府によって訴追されました。
スノーデン氏は9年間の亡命生活の末、ロシア国籍を付与されました。26日、プーチン大統領からロシア国籍が付与された72人の外国人リストにスノーデン氏も含まれていることが確認されました。
スノーデン氏は2013年に、米国家安全保障局の極秘監視プログラム「プリズム」の存在を暴露したことで、スパイ活動取締法違反容疑などで訴追され、その後ロシアに亡命していました。
米国務省の報道官は同日の記者会見で、スノーデン容疑者が米国の市民権を非難したことは認識しているが、それを放棄したかどうかは認識していないと述べました。
米国務省 プライス報道官
「彼が米国の市民権を非難したことは認識しているが、それを放棄したかどうかは認識していない」
米国務省は、スノーデン氏に対する政府の立場に変わりはなく、同氏は米国に戻り、司法の審判を受けるべきだと示しました。