中国のゼロコロナ政策は今も続いています。広東省深圳市福田区沙尾村では、当局が再度封鎖を発表したことで、千人近くの住民が抗議行動を起こしました。当局は警官隊を派遣し、住民との間で衝突が発生しました。
深圳市福田区沙尾村では26日に感染者が1人確認されたため、今年5回目となる封鎖措置が取られ、住民の不満を引き起こしました。 当局は大量の警察官を派遣し、住民と警察との間で衝突が発生しました。一部の住民が警察に連行され、負傷者も出ている模様です。
当局の発表によると、深圳市では25日、10人の新規感染者が報告されました。当局は、26日午後から福田区沙頭街道の一部を中リスクと高リスク地域に指定し、高リスク地域は外出禁止にすると発表し、住民の不満が爆発しました。
深圳市福田区沙尾の住民 林さん
「地下鉄駅は進入禁止です。陽性者が出たとして、昨日から封鎖しています。何人か捕まりました。沙尾は前も封鎖していて、封鎖解除されて何日も経っていないのに、また感染者が出ました」
あるネットユーザーは、今年3月以降、深圳市は感染者が出るたびに封鎖を行い、すでに何回封鎖されたかもわからなくなったと述べています。
沙尾村近隣の個人事業主王さんによると、福田区では複数の場所で立て続けに陽性者が報告されているとのことです。
深圳市福田区沙尾の住民 王さん
「沙尾は封鎖されています。福田区で感染者が見つかり、沙尾村全体が封鎖されています。何度も封鎖されています」
福田区の沙頭街道で25日、陽性者が1人確認されたため、周辺地域が高リスク地域に指定され、住民が抗議行動を起こし、封鎖解除を求めました。
深圳市福田区新洲村の住民
「共産党は無意味なことを言い、約束を守らない!」
福田区沙尾村の住民林さんは、「深圳でこのまま封鎖が続くと、地方から来た出稼ぎ労働者は生きていけなくなり、故郷に帰らざるを得なくなる」と述べています。
深圳市福田区沙尾の住民 林さん
「今回はかなり深刻で、区長が自ら指揮しています。多くの人が深圳を離れました。地方から来た多くの労働者は、封鎖が解除されるとすぐに故郷に帰りました。ここでは生活できないので、多くの人が帰りました」