第20回党大会の開催を前に、上海のネットユーザーたちが水の買いだめに走っています。 10日、中国のソーシャルメディアに、上海市政府関係者のチャットのスクリーンショットが掲載されました。
掲載されたのは、上海市政府関係者の上海の水源に関するチャットのスクリーンショットで、上海の3大貯水池の水が枯渇し、上流域は干ばつで水が補給できず、工業用水の確保が困難になり、家庭用の水道水は海水の逆流で水質が基準を4倍も超えているとしています。
財新網も11日、長江流域の干ばつで上流からの水量が減り続け、長江河口の海水逆流の現象がますます深刻になっていると指摘しました。
中国の元写真家、趙蘭健氏は「長江は水不足で補給ができず、長江河口の水は海水の逆流で完全に汚染されている。今、上海は船を派遣して江蘇省から水を運んでいるが、遠方の水は現在の渇きをいやすことができない」と指摘しています。