米国の議員たちはバイデン政権に対し、米国の重要な研究を保護し、中共のスパイ活動を阻止するために講じている対策について質問しました。 背景には、中国共産党（CCP）が米国のトップレベルの原子力研究所から科学者を採用していることがあります。
10月４日、フロリダ州のマイケル・ウォルツ下院議員は、10 人の下院共和党議員と共に、ホワイトハウス科学技術政策局（OSTP）と米国エネルギー省に書簡を送り、回答を求めました。書簡では、ニューメキシコ州にあるロスアラモス国立研究所へに対する中共の滲透に関する調査報告を引用し、懸念を表明しました。
この最新の報告書によると、1987年から2021年にかけて少なくとも162人の中国人科学者がロスアラモス国立研究所で働いていたとされています。この162人は、中国共産党のためにさまざまな研究スキルを身につけてから、全員中国に帰国しました。中には、中国共産党の人材プログラムを通じて採用された90人の博士後研究員が含まれています。
書簡では、バイデン政権の「CHIPS法」に基づく保護政策について質問しています。CHIPS法は、米国の半導体チップの研究と製造に資金を提供するものです。
