河南省鄭州市のフォックスコンのiPhone製造工場では、感染拡大が続き、PCR検査で陽性反応が出て、再検査を待つ従業員が長蛇の列を作っています。一方、当局は関連情報をブロックしています。
27日、ネット上には、フォックスコンの従業員が荷物も持たないまま、まるで脱北者のように脱走する動画が投稿されました。しかし、道路に出たところで、防疫スタッフに捕まり、隔離されてしまいました。 従業員たちは、白色恐怖はウイルスよりも恐ろしく、工場内には物資も食料もないのだから、逃げる方がましだと言っています。
外部に部屋を借りていた従業員の中には、工場に戻った者もいますが、PCR検査で陽性判定が出たため、工場に入れなくなり、家主からも拒否され、路頭をさまようしかありません。
フォックスコン従業員
「本当に死にそうだ。 家にも帰れないし、仕事にも行けない…もうお金もいらないよ」
27日、フォックスコンはニューヨーク・タイムズ宛ての声明で、「一部の従業員」が隔離を求められたことを認めましたが、詳しいことについては言及を避けました。
ある従業員は大紀元に対し、すべての従業員は現在、インターネットアカウントを申告するよう求められ、外部にメッセージを送ることが禁止されていると述べました。 大紀元を通して、「助けてほしい」と外部に呼びかけています。
10月27日、ある元調査報道ジャーナリストは、鄭州の感染状況について記事を書いたことで、当局のある部門から脅迫されただけでなく、一部のネットユーザーからも「九族皆殺しにする」と脅されたと明かしました。
28日夜、鄭州市当局は道路の集中消毒を行いました。鄭州市の公式発表では、27日までに新規感染者は4人に止まっています。