鄭州フォックスコン 7日間の封鎖管理に

鄭州フォックスコンでは感染が拡大し、先月27日、宿舎のある部屋で従業員8人が全員死亡しているのが、死後二日後に発見されたと噂されています。これを受け、多くの従業員が工場から脱出して、徒歩で帰郷していました。フォックスコンが位置する鄭州市航空港区は11月2日、7日間の封鎖管理を発表しました。

鄭州フォックスコンでは先月末から従業員数万人が脱走し、多くの人は徒歩で帰郷しました。フォックスコンが位置する鄭州市航空港区当局は、11月2日正午から7日間の靜態管理を行うと発表しました。 この事実上の封鎖管理により、フォックスコン従業員の脱出の道は閉ざされました。

鄭州フォックスコン従業員 趙さん
「この2日間は帰郷できなくなっています。今は受け付けないし、外部の車も入れません。迎えに行くには通行証が必要です。多くの人がボランティアで迎えに行こうと思っていますが、自費で隔離する必要があり、数千元かかります」

フォックスコンの近くにある張莊鎮には、多くのフォックスコン従業員が集まっています。張莊鎮でも感染が拡大したため、2週間以上封鎖管理が行われています。多くの従業員はフォックスコンの宿舎に入るのを嫌がり、故郷に帰っていない従業員たちは張莊鎮で部屋を借りて自宅隔離を行っています。

鄭州市張莊鎮の家主
「感染が拡大し、張莊鎮では検査が始まり、全ての家が戸締りをし、外出してはなりません」

鄭州フォックスコン従業員 劉明さん
「多くの従業員が帰るのをやめて、張莊鎮で部屋を借りて待機しています」

フォックスコン従業員によると、従業員の半分以上が帰郷し、新しく入った従業員は3か月間勤務すると1万元のボーナスが支給されますが、多くの従業員はそれを放棄したといいます。フォックスコンは通常通り稼働しており、感染者も増え続けているといいます。

鄭州フォックスコン従業員
「周りの人が次々と陽性になっていくのを目の当たりにすると、脱出せざるを得なくなります。ボーナスのためにここに止まるわけにはいかないのです。時には、軽い発熱や風邪であっても、心が不安になります」

 
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