鄭州市で大学生3万人が集団脱走

11月8日、鄭州黄河科技学院の数万人の学生が学校から脱走しました。鄭州市では、フォックスコンでも先月末に大量の従業員が脱走しました。

鄭州黄河科技学院の学生
「見て!陰性でも出られない」

8日、鄭州黄河科技学院の学生約3万人が集団で大学から脱走しました。

鄭州黄河科技学院の学生
「検問所を突破するぞ、行け行け!」

大学周辺の道路は学生で溢れかえり、タクシーや学生を迎えに来た車が道路を埋め尽くしました。

ネット上に投稿されたスクリーンショットには、「黄河科技学院が陥落した」と記されています。

脱出した学生によると、鄭州駅に到着すると、黄河科技大学の学生は全員拘束され、陰性証明を持っていても出られなかったといいます。

動画には、鄭州高速鉄道の駅で学生たちが足止めされているのが映し出されています。

鄭州市では、フォックスコンでも先月末から従業員数万人が脱走しましたが、今度は大学生の集団脱走が発生しました。

中国メディアは、校内で感染者が発生し、交差感染を起こしやすいため、学生たちはこのままではフォックスコンと同じ状況になると心配し、一斉に校外に飛び出したと報じています。

しかし、関連報道はその後、ネット上から全て削除されました。

情報によると、河南省鄭州市に位置する黄河科技学院は、中国最大の私立大学です。

重慶市民
「逃げる人たち、見て、街全体が封鎖されている」

重慶市民
「ここまでする必要あるのか? 楊家坪を封鎖するのに、戦車、装甲車まで出動している」

重慶市民
「コンテナが持ち上げられている」

11月7日夜、重慶市九竜坡区楊家坪では、装甲車やコンテナを使って、道路を封鎖しました。

8日早朝、重慶市内の多くの道路にバリケードが設置されました。巴南区に向かう道路は、脱出する車で埋め尽くされ、大渋滞となりました。

パニックに陥った人々は、深夜に食料の買い出しに走りました。

また、ネット上に投稿された動画によると、8日未明に楊家坪地区の集合住宅で火災が発生しましたが、周囲がフェンスで囲まれているため、消防車が敷地内に入れず、消防士たちは燃え上がるアパートを遠くから見守ることしかできなかったといいます。

火の勢いがあまりにも強く、逃げ場を失った住人が20階以上の高さから決死の覚悟で飛び降りました。生死は不明です。

 
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