中共が世界各国に「海外警察署」を設置していることが、メディアによって明らかになりました。 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は17日、議会の公聴会で、このことについて調査を進めていることを明らかにしました。
FBIのクリスタファー・レイ長官は17日、中国共産党が米国内に海外警察署を設置したことを認識していると述べ、これらの海外警察署を調査していることを初めて明らかにしました。
FBI クリストファー・レイ長官
「FBI長官の立場から言えるのは、私はこの件を深く憂慮しており、無視するつもりはないということです。 このことが重要なのは、中国政府、中国共産党が、その弾圧を米国に輸出しているという明確なパターンが見られるからです」
レイ長官はまた、米国在住の中国系市民や中国共産党とは異なる政治的見解を持つ人々が、中国共産党から狙われていると感じた場合、いつでもFBIに報告することができると述べました。
アナリストは、FBIの態度表明は、米国は中国共産党が海外警察署の設置を通じて司法侵略を発動していると考えていることが伺えると分析しています。
米国在住の時事評論家 唐靖遠氏
「FBIの態度表明は、中共がこれまでにない形で、米国に対し浸透と破壊を行っていることの重要性について、米国がすでに気付いたことを示しています。 このような浸透は、海外の中国人だけでなく、実は米国人もターゲットにしているのです」
9月中旬、スペインに本拠を置くNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」は報告書を発表し、中共が世界21か国に、少なくとも54か所の海外警察署を設置していることを明らかにしました。