南京工業大学と武漢大学で学生らが連日抗議

南京工業大学と武漢大学では、二日連続抗議デモが行われました。

南京理工大学の学生
「家に帰る!家に帰る!家に帰る!」

12月5日、南京工業大学で大規模な抗議デモが発生しました。

ネット上の情報によると、南京工業大学では封鎖期間中に陽性者が出たため、学生たちが不満を募らせ、帰省を求めているといいます。

南京理工大学の学生
「あなたたちの権力は、自分からではなく、学生から与えられている」

抗議会場ではパトカーも目撃されましたが、混乱はありませんでした。 学生たちは、大学上層部の退陣を求めました。

南京理工大学の学生
「あなたたちが動けば、第二のフォックスコンになる!」

南京理工大学の学生
「大学幹部は退陣せよ」

大学側が学生らに対し、翌日に学生からの意見を聞くことを提案しました。すると学生らは声を揃えて「鴻門の会」と唱えました。

南京理工大学の学生
「鴻門宴!鴻門宴!」

最終的に、大学側は学生の要求に応じることを約束し、学生たちは深夜になって徐々に解散しました。

12月6日、大学が譲歩して防疫措置を緩和し、学生は顔をスキャンするだけでキャンパスを出入りすることができるようになりました。また、この日はPCR検査も任意としました。 しかし、学生らの帰省要求については回答しませんでした。

記者が南京工業大学に電話をかけたところ、大学側は「今は対応できない」と答えました。

南京工業大学の職員
「質問しても、私は答えられません。責任者が戻ってきたら、折り返し電話するので、電話番号を残してください」

ネットユーザーは、「白紙運動によって中国の大学生の権力者に挑戦する考えが目覚めた。少なくとも彼らは今、立ち上がって声を出す勇気を持った」とコメントしています。

中国の「白紙運動」には、100以上の大学の学生たちが呼応しました。中共教育部は安定維持のために、多くの大学で冬休みを前倒しし、学生たちを地元に帰らせています。

しかし、ネット上の情報によると、「白紙運動」に参加しなかった武漢大学では、引き続き封鎖管理が行われており、学生はオンライン授業を受けているといいます。 大学の売店が営業を停止し、宅配業者も大学に入ることができず、学生らの不満が募っていました。

12月4日、ついに学生たちの怒りが爆発しました。

武漢大学の学生
「プロセス公開!情報の透明化! プロセス公開!情報の透明化!」

学生らは白紙こそ掲げていませんが、全員が傘を差しており、香港の「雨傘運動」を彷彿とさせました。

 
関連記事